あるお店に行って気付かされたプロとしての心構え
今やってる大牟田ひとめぐりのブログ連載取材していて
あるお店によった所、ちょっと深い話がありました。プロとは!こうなのか!とか、あぁ〜これが今大牟田で直面している問題なのか〜等、色々考えさせられた内容だったので自分の備忘録として今回書いていこうかと思い書いていきます。
そちらのお店で感じたプロとしての接客業とは「目の前のお客さんを大事にすること、そのために自分の力を見極めること」
私も以外に?結構人と話す事が多く、接客業を経験していた事も手伝って自分なりの接客業とは!というのを持っていたが改めて感じさせれられました。
あるお店に伺っていつものように
「すいません!あの自分ブログを書いてるんですが、よかったらこちらのお店の事を書かせてもらってもいいでしょうか?」
プラスお店の品を褒めつつ
「こんな美味しいチキンライス、あぁ〜もう、美味しいだけでなくホント懐かしい味が感じさせられるここの事を是非皆に知ってもらいたいんですよ!」
といえば当然
「いいよ!よかったら書いてね〜!」と喜んでいただけると思っていたらまさかの
「え、ちょっとまって、ごめん、ダメ」
え?なんで?とその場では固まってしまった
理由を聞いたら納得?いや考えさせられた
こちらのお店、見た目からも・・・言っていいかわからないが、とても繁盛しているようには思えなかった。食事する時間帯がずれていたせいかもしれないが、活気があるようには見えなかった。むしろこういったお店こそ宣伝広告費がかけれないから集客が上手く出来ないからこそ、こういった事は喜んで受けてくれると思っていたが、まさかの「ダメ」。そんな予約優先制とか、高級志向のプレミア価格がついた値段設定でもなく、いうなれば大衆食堂の安い食堂。
ちょっと考えたのが、ある意味で宣伝しないで隠れた名店を目指しているのかとも考えた。
確かにそういったブランディングもあるよね〜あぁそうゆうこともあるんのか〜と1人納得していた。
が、どうしても気になったので、お店の人に
マル「すいません、ちょっとでしゃばりました、ごめんなさいm(__)mあの、でも、よかったら訳を教えていただけないですか?」
と尋ねところ、こんな返答が
考えさせられたこの返答、あなたはどう感じますか?
お店「あのね、うちはこんな感じのお店で老夫婦でやってるの、いま来ているお客さんを相手するだけでホント手一杯!後、全力なの。今、来てくれるお客さんを大事にしたいの。もし、有名になってお客さんがどっと来てしまったらとてもじゃないけど対応出来ない。その方たちに申し訳ないだけでなく、いま来ているお客さんに迷惑かけちゃう。今のこの店が好きって人を大事にしたい。そのお客さんが今で手一杯なのよ。」
現状を踏まえた上での苦渋の決断だったのかもしれない
老夫婦だからこそというわけではないけれど、お店はもう自分たちの代で終わらせる気みたいだった。
あくまでも見た目なんですけどね。周りから頼まれてやってるという事もあるかもしれないけれど、自分たちが出来る範囲の事を全力でやろうというスタイルを長年やられてきたのかなとも考えた。
確かに自分の力量を遥かに超える事をやってしまうと、ミスが増えたりクレームになったりする可能性が高く、結果としては失客に繋がるのも否めない。この辺はいつも容量オーバーしてしまい、てんてこ舞いになってしまう私自身気をつけるべきところだなと感心しました。
ただ、やっぱり勿体無いな〜とも感じた。地方都市における問題でもある「人口減」「職人の跡継ぎ問題」この辺も関わってきているんだろうな。
こういった問題を含めてもこの老夫婦が接客に対するプロ意識は凄いと思った。長年続けられてこられたのもそうなんだなと。こんな人がもっと大牟田には眠ってるんだろうなと。また、そういった人と今後出会っていきたいなと増々ワクワクしているのは私だけかも(笑)
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